Pythonの開発環境としてJupyter notebookがよく使われています。RでもPython同様にJupyter によるコードの編集、実行環境が利用できます。データサイエンスでは、主にJulia, Python, Rという言語が使用されますが、このイニシャルを繋げるとJupyterになります。
Jupyter notebook R環境設定
JupyterからRを使うには、Rを起動したコマンドプロンプトから以下のコマンドを使います。
使用しているバージョンのR環境にJupyterのカーネルのパッケージをインストールします。
install.packages("IRkernel")
最新バージョン、または使っているバージョンのR環境をJupyterから識別できるように、以下のコマンドを実行します。
IRkernel::installspec(name = 'ir44', displayname = 'R 4.4.2')
このコマンドの2番目の引数、displayname =で指定した文字列がJupyterの新規作成メニューに表示されます。
Jupyterを起動すると、以下の図1に示すようにプルダウンメニューに、R4.4.2というアイテムが選択できるようになります。
図1 Jupyter notebook 新規作成画面
このR4.4.2
を選択すると、Jupyter画面(図2)の右上部にRロゴが表示され、JupyterのcellからRが実行できるようになります。
図2 Jupyter notebook